生きるちからを育てる
コマクサの保育で大事に考えていることは「生きる力を育てる」ことです。私たちの考える「生きる力」とは、人として生きていくための能力です。それはコミュニケーションを上手にとることや、道具を上手に扱えるようにするための「技術」だけでなく「生きようとする意志」を含んでいます。
生きていればいろいろなことがあります。とくに、失意ときに生きようとするには難しいこともあります。そうした困難をかわすにしろ、乗り越えるにせよ、とにかく生きていこうとすることを「生きる力」と考えています。コマクサの保育ではこのような「生きる力」を持てる人間になるための「根」を皆さまと共に育んでいきたいと願っています。
園長からのメッセージ
幼児期に、仲間とともに、好きなあそびをみつけ、笑ったり、泣いたり、怒ったり…でも、また、笑い、ともに喜びあったり…仲間といることが心地いいなあ、楽しいなあと感じあいたい。
コマクサ幼稚園の保育は、その年齢にふさわしいあそびや生活をたっぷりと仲間と共に体験することを大事に
考えています。
それは、人として生きていくための能力や知恵、生きていくための根になる部分でもあります。
そして、子どもも親も先生たちも、コマクサ幼稚園にかかわる人たちが心地いいなあと感じあえる園でありたいと
思っています。
子どもはありのままの自分を受け入れてくれた人へ、自分の思いをだしていきます。一緒に共感してくれる仲間や大人がいることが、生きていくちからになるのです。
この大切な幼児期に、仲間の中でひととして生きる力を育んでいきたいと思います。 藤野 由実
制服はありません。汚れてもいい服装で登園
コマクサ幼稚園には制服や体操服はありません。
毎日、着慣れている服で生活しています。体をたくさん動かしてあそぶこともあるので、スカートではなく、基本、ズボンです。
季節や気温、あそび、活動に合わせた服装が幼児期には大切だと考えています。
農園があります。1年中いろいろな作物が収穫できます。
コマクサ幼稚園には、1500㎡の広い農園があります。農園に種まきにいったり、作物の成長を見ること、感じることができます。
1年中、いろいろな作物が収穫でき、旬のおいしさを味わうことができます。
ぞうりの生活
園舎の中、子どもたちの足の指の力をつけていきたいと考えて、ぞうりの生活を送っています。
転びそうになったときに、「おっとっと」と足の指に力を入れて、転ばずにすむような力がついたり、足の指が地面につくことによって体幹がしっかりとして姿勢がよくなったりなどの力がついてきています。
給食 幼稚園からお味噌汁やスープ、炊き立てご飯がでます。
週1回農園の野菜や旬の野菜やわかめ、お豆腐、油揚げ、肉などをつかって汁物、お味噌汁やスープがでます。お味噌汁のだしは国産の煮干しをつかいます。炊き立てのご飯と一緒にいただきます。
給食の様子は幼稚園のInstagramやブログで公開しています。